2019年05月06日 15:25:03
飲酒は、髪と頭皮環境にも良くない?! 二日酔いの防止法はコレ!
コートのいらないあたたかい日が続き、
冷たいビールが美味しい季節が、
今年もやってきましたね!
バーベキューや夏祭りなど、
お酒を飲むイベントも増えることでしょう。
ついついお酒を飲みすぎて気分が悪くなってしまったり、
ひどい二日酔いになってしまうような経験をした人も
多いのではないでしょうか。
そんなとき、身体の中では
どんなことが起きているのか
気になりませんか?
なんと、身体には頭皮も含まれているのです。
ギクッときた人、まだピンときていない人も
きちんとした知識を知っておくことで、
楽しくお酒と付き合える。
また、どう対処していけば良いかなど。
今回は、そんな内容をわかりやすくお伝えします!
アルコールが体内に入るとどうなるの?
口から摂取したアルコールは胃から20%、
小腸から80%が吸収され、
その大部分が肝臓で処理されます。
肝臓内では、まず、ADH(アルコール脱水素酵素)や
MEOS(ミクロゾームエタノール酸化系)により分解され、
悪酔いや頭痛、動悸の原因ともなる
「アセトアルデヒド」になります。
さらに、肝臓内のALDH(アルデヒド脱水素酵素)により、
酢酸へと分解されます。
この酢酸は血液により全身へめぐり、
水と二酸化炭素に分解され、
汗や尿、呼気中に含まれて外へ排出されます。
このようにお酒は体内でさまざまな反応を
ひき起こしますが、これらはお酒の成分である
「アルコール」が原因です。
アルコールは主に、
胃や肝臓などの消化器、脳、
血管、頭皮などに影響を及ぼし
麻酔作用によって脳をマヒさせ、
「酔った」状態を作ります。
感覚的に、身体への影響は感じる方も多いと思いますが、
頭皮には一体どんな影響があるのか
リアルタイムで感じる方は少ないことでしょう。
あまり知られてはいない、頭皮への影響について
詳しく見ていきましょう。
アルコールが頭皮に及ぼす影響
「酒は百薬の長」といって、
適度のアルコールは血液の循環を良くしたり
ストレスを解消したりするので
身体にいいといわれています。
市販の育毛剤の中にもアルコール成分
として含まれるものがあることから、
「アルコールは髪にいい」と積極的な解釈をしている人もいますが、
飲酒により摂取することと、体外につけることでは
毛髪に与える影響は全く異なります。
お酒を飲むと、体内でアルコールが分解されて、
アセトアルデヒドという物質が生成されることは、
先ほどもお伝えしましたが、
この物質は血液中の栄養や酵素を押しのけてしまう性質を持っています。
その結果、頭皮や毛髪に栄養が
行き渡らなくなる可能性があるのです。
特に身体に合わない人がお酒を飲むと、
顔が紅潮して脂ぎったり、
頭がかゆくなってベタベタしたりするなど、
直接的に髪に悪影響を及ぼすこともあります。
そうでない場合も、日々の積み重ねが
頭皮への大きな負担となり、
ゆくゆく、薄毛や抜け毛に繋がることも
大いに考えられます。
そんな頭皮や毛髪への影響を防ぐためにも、
そして、身体への影響や翌日のコンディションなども含め、
お酒の飲み過ぎは防ぎたいところ。
二日酔いになっては、せっかくの楽しい思い出が、
後悔しか残らないということも…
そこで、どなたでもおいしくお酒が飲めるよう
二日酔いの予防法と改善法を
お伝えしたいと思います!
二日酔いの予防法・改善法‼
1)水とタンパク質を摂取
お酒と一緒に水を飲むことで
アルコールの濃度が薄まり、
二日酔いになりにくいと言われています。
タンパク質は肝臓の働きを助けてくれる効果があるため
チーズ・枝豆・豆腐
などのおつまみがおすすめです!
2)空腹でお酒を飲まない
お米などの炭水化物や、
脂肪分はアルコールの吸収を抑えてくれます。
空腹でお酒を飲むと肝臓に負担がかかって
しまうため極力食事と一緒に
お酒を飲むよう心掛けましょう!
3)汗をかくこと
半身浴や軽い運動をして汗をかくと
体内のアセトアルデヒドの分解を
早めてくれます。
ただ、二日酔いがつらい時は
無理に動くとは避け、
ゆっくりと休息をとってから
行うよう心掛けましょう。
上記がお酒と上手に
付き合う3つのポイントとなります。
ぜひ頭皮やお身体のために
意識して取り組んでみてください。