2019年10月16日 20:10:17
寒さで血管が収縮する！？冬に備えた育毛・発毛ケア★
10月下旬に入り、いよいよ朝晩はだいぶ
涼しく感じられるようになりましたね。
年間を通し四季のある日本では、
私たちの生活する環境の気温が
目まぐるしく変化します。
しかし、外気の影響で私たちの体温が
変化することはありません。
そのことを不思議に思ったことはありませんか？
今回はそんな身体の仕組みと
身体の温度調節機能によって起こりうる
頭皮トラブルについてお話していきます。
気温の変化と頭皮への影響について
私たち「ヒト」と呼ばれる生き物は、
「恒温動物」に分類されます。
“体温を一定に保つことができる”動物ですが、
体温を安定させるためには
「産熱」と「冷却」を行わなくてはいけません。
では、これからの季節で「寒い」と感じたときは、
身体の中ではどのような動きが行われるのでしょうか？
寒いと感じてから、その情報が神経を通って
脳に伝達されます。
指先などは得に熱が逃げやすいため、
少しでも皮膚から逃げる熱が少なくなるよう、
毛細血管を収縮させる動きが見られます。
もちろん毛細血管は頭部にもたくさんあるので、
血管が収縮してしまうと、
血液の巡りが悪くなってしまいます。
これらの血流に乗って、
髪の毛や頭皮へ栄養が運ばれていくため、
いつまでも毛細血管が収縮されたままでは、
髪の毛や頭皮にも様々な影響を及ぼす可能性があるのです。
では実際どのようなトラブルが
あるのか見ていきましょう。
寒さによる頭皮・髪の毛のトラブル？！
いつまでも毛細血管が収縮されたままでは、
髪の毛や頭皮にも、大きく分けると3つの
影響を及ぼす可能性があります。
①抜け毛・薄毛・細毛
血管が収縮してしまうことで、
血流が滞ってしまいます。
髪の毛が吸収する栄養素も血液によって運ばれてくるため、
十分な栄養素も運ばれてこなくなることにより、
抜け毛などの頭皮トラブルに繋がる可能性が高まります。
②白髪
白髪は、髪色をつくる色素であるメラニンが
不足することで生まれると言われております。
メラニンは、メラノサイトという細胞で作られています。
しかし、血行が悪くなっていると、
メラノサイトに充分に栄養が
供給されなくなってしまうため、
メラニンを作り出そうという働きが鈍くなってしまいます。
結果、白髪が増えてしまうのです。
③乾燥やべたつき
血行不良になると、頭皮のターンオーバーが乱れます。
正常なタイミングで角質が剥がれ落ちないことで、
頭皮では乾燥や皮脂の過剰分泌による
べたつきなどの頭皮トラブルに発展してしまいます。
冬になると特に「冷え性」の女性が多く見られます。
冷え性の方がなかなか身体が温まらない
原因の1つとしても血行不良が考えられます。
血行不良は、健康的な頭皮を作る上ではもちろん、
身体を健康に保つ上でも大敵です。
そこで普段から、血のめぐりがよい、
温まりやすい身体作りをしていきましょう。
温まりやすい身体づくり対策
温かい身体を作っていくための対策として
ご自身で出来ることは、２つあります。
①身体を芯から温める
食事面では、血流がよくなる食材を口にしましょう。
具体的には、しょうが、ニンニク、根菜、リンゴ、
プルーン、ぶどう、わかめ、ひじきなどが挙げられます。
これからの寒さが本格的になるシーズンでは、
「冬が旬の野菜」や「地面の下にできる野菜」が良いと
覚えておくとよいでしょう。
運動面では、筋トレなどの
無酸素運動が全身の体温UPに効果的です。
筋肉量を増やすことで、
基礎代謝を増やし、温まりやすい身体にしていきます。
その他に取り組めることとしては、入浴です。
半身浴をしたり、温かいシャワーを浴びることで、
芯から身体を温めます。
②血液の巡りを良くする
食べ物の中には、血液をサラサラにする効果のある食材があります。
たまねぎ、ニンニク、らっきょう、しょうが、ほうれん草・
二ラなどの緑黄色野菜、大豆製品、さんま・あじ・さばなどの青魚類が、
それにあたります。これらを意識的に摂るようにしましょう。
運動では、ストレッチが有効的です。
ストレッチをして体を柔らかくすると、血流をよくなります。
その他に効果的なものとしては、「水分を取ること」と
「マッサージ」をすることです。
どちらもからだのめぐりをよくするものです。
水分としては、とくに常温の水、
又は白湯を飲むようにするとよいでしょう。
また、本格ヘッドスパ専門店では、ホームケアの方法も
アドバイスさせていただいておりますが、
ご自宅でできる簡単な頭皮マッサージ方法もお伝えしています。
寒さに負けない身体づくりをして、
寒さの厳しい冬も健康的に乗り切りましょう。
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