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HEAD SPA COLUMNプロが教えるヘッドスパ特集コラム

2017年02月09日 18:06:58

ダイエット効果バツグンの硬水は、実は日本人の肌や頭皮には合わない?!

国や組織によって、硬度の表し方や区分は多少変わってきますが、世界保健機構・WHOでは以下のように定めています。

 

WHO(世界保健機構)飲料水水質ガイドライン

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日本の水は、軟水のため、どちらかというと軟水の方になじみがある方が多いのではないでしょうか。

軟水は、口当たりが柔らかく、飲料水としても飲みやすいのが特徴です。また、素材の旨みや香りを引き出しやすいので、出汁をとるときや煮物を作るときなどに適しているといわれています。

 

それに比べ、硬水はミネラル成分が豊富に含まれているのが特徴です。しっかりとした飲み心地になりため、飲み慣れない方は飲みづらさを感じる方もいるでしょう。

しかし、ミネラルには、代謝を促進する効果や便秘を改善する効果があるため、ダイエット効果が期待できます。そういった観点から日本でも注目を浴び、飲料水として飲まれるようになりました。今では、数種類の硬水のミネラルウオーターが、販売されています。

 

そんな硬水も使用を注意すべきときがあります。

それが、「シャンプーをするとき」です。

 

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硬水は元々、石鹸の泡立ちが悪いという特徴があります。特に日本製のシャンプーは日本、つまり軟水地域で使うことを前提に作られているので、硬水での使用にはあまり適していません。頭皮の汚れを落とすために十分な泡を立てることができず、落とし残しがでてしまうでしょう。

 

また、水に含まれるマグネシウムイオンと、シャンプーや石鹸に含まれる脂肪酸やナトリウムが組み合わせると石鹸カスが生じてしまいます。

こういったミネラル分と結合したものを金属石鹸と呼びます。しかし、これらには洗浄力はありません。また、不溶性のため、しっかりと洗い残さないと頭皮に残ってしまいます。

軟水に含まれるレベルのマグネシウムイオンでは、石鹸かすも起きづらいと考えられていますが、硬水レベルになると注意が必要です。

 

泡立ちが悪いことで頭皮に必要のない皮脂や汚れがきちんと落ちずに残ってしまったり、石鹸かすが頭皮に付いたままになってしまったりー…と、不要物が付着したままでは頭皮にベタつきが出てきます。その状態が続くと、頭皮のニオイやかゆみにも繋がります。

こういった不要物が蓄積されていけば、頭皮の毛穴を塞いでしまいます。そうなれば、髪の毛に十分な栄養が届かず、薄毛や細毛、抜け毛なども起きてしまいます。

 

また石鹸かすは、髪の毛もゴワゴワした仕上がりにする一因にもなります。

「硬水は、肌に悪い」というわけではないのですが、硬水に含まれるミネラル成分と石けんに含まれる成分が化学反応を起こすことでこのような様々な弊害が起きます。

 

清潔な頭皮を保つためには、シャンプーなどのヘアケアで使用されている基材であるお水も大切な要素なので、気をつけましょう!

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