2017年07月20日 14:14:13
見逃さないで!頭皮の赤みは、危険サイン!?
皆さんは、ご自身の頭皮をご覧になったことありますか。
髪の毛をセットするために頭部に注目することはあっても、なかなか頭皮まで見ることは少ないですよね。
本格ヘッドスパワヤンプリにご来店されるお客様にもお伺いするのですが、「みたことない」「初めてみる」という方がほとんどです。
ご自身の頭皮が健康な状態か判断するためには、毛穴の状態や生えている毛の本数など、何点か確認していただきたいポイントがあるのですが、「頭皮の色」もその中の1つです。
お顔のお肌も、しっかり保湿された状態とそうでない状態では、明るさや透明感が違いますよね。頭皮もそれと同様に、水分や油分のバランスによって色味が変わってきます。健康な頭皮は「青白く、透明感がある」と言われています。
頭皮をご覧いただいたときに「赤くなっている」というのは、頭皮がトラブルを引き起こしているサインです。
頭皮に赤みが出る原因として、大きく2つ考えられます。
1つは、「血行不良」です。
頭部にも血液がめぐっていますが、頭皮が固くなったり、肩こりになったりすると、血行不良が引き起こされます。血液が流れづらくなった、頭皮は赤みを帯びていくのです。ご自身の人差し指を体として考えましょう。指先を頭部、第一関節を肩のあたりだとします。
人差し指の第一関節のところを強く握り、血液が流れるのを阻んでみてください。すると、みるみるうちに第一関節から指先にかけて、赤くなっていきます。
これと同じようなことが、肩こりがある人の頭部でも起こっているのです。
頭皮や髪の毛への栄養は、血液によって運ばれます。血行不良の状態では、栄養が十分に届かず、髪の毛も育ちづらくなってしまいます。育たない髪の毛は、細くなったり、切れやすくなったり、ボリュームダウンに繋がっていきます。そして、抜け毛も増やしてしまいます。
もう1つは、「炎症」です。
何らかの影響で頭皮が炎症を起こしている可能性が考えられます。
このような頭皮の炎症は、日常生活の中に原因があることが多く、そのほとんどは外的要因が関係しています。
外的要因として考えられるものが、「紫外線」や「シャンプー」です。
①紫外線
紫外線には、髪の毛の主成分であるアミノ酸システインを分解する作用があり、これらが分解されることで、髪の毛が弱くなり、切れ毛や枝毛が起きやすくなってしまいます。
また、頭皮に浴びることで、頭皮の水分やハリがなくなってしまいます。体が赤くなるように、頭皮も赤くなり、一種の火傷のような状態に陥ることで頭皮が炎症することが考えられます。
②シャンプー
シャンプーをする際注意しなくてはいけないポイントは、「使用するシャンプー」、「洗い方」の2つです。
使用するシャンプーは、髪の毛の成分と同じアミノ酸系のシャンプーを使用することをお勧めします。シャンプーは、洗浄剤というものが含まれており、それらの成分で分類されます。ドラックストアなどで気軽に購入できる商品には、硫酸系の洗浄剤が使われているものが多く、これらは高級アルコール系と呼ばれます。これらの特徴としては、洗浄力が高いことです。一見良いことにも感じますが、洗浄力が強すぎるため、頭皮に必要な油分まで落としてしまうのです。油分が足りなくなった頭皮は、頭皮を潤そうと中から油分を分泌します。すると皮脂の過剰分泌などに繋がるのです。
そして、頭皮を洗う際は、しっかりとシャンプーを泡立て、その泡を使って洗うことを心がけてください。汚れを落とそうとごしごしこすったり、爪を立てては頭皮が傷ついてしまいます。傷から殺菌が入ることで炎症が悪化する可能性もあります。
また、頭皮の赤みは「脂漏性皮膚炎」などの皮膚疾患の可能性もあります。
脂漏性皮膚炎とは主に皮脂分泌が過剰なところにかゆみや炎症、フケなどを引き起こす皮膚疾患のことで、症状が深刻すると抜け毛を引き起こすこともある厄介なトラブルです。
頭皮の赤みは、抜け毛に繋がるサインです。
しかし、確認したくてもなかなかご自身では見えないところ…。
ぜひ一度専門家にチェックしてもらいましょう。