2019年10月10日 10:06:46
秋冬の頭皮の乾燥。どんな保湿ケアをすればいいの?
夏が終わりじめじめとした暑さが落ち着くころ、
頭皮の乾燥・トラブルに悩んでいると
ご相談にこられる方が多くいらっしゃいます。
乾燥をそのままにしてしまうと
想像以上の頭皮トラブルが
待ち受けています!
放置せずにしっかりと考えられる原因を知り、
そこにあった頭皮ケアをはじめてみましょう。
まずは、その頭皮の乾燥が
どうして引き起こされているのか
理由をみていきましょう。
頭皮の乾燥はなぜ起こるの?
頭皮の乾燥の原因は大きく3つあります。
①頭皮の「皮脂」
②どなたの頭皮にも存在する
「常在菌(マラセチア菌)」
③人それぞれの頭皮の「肌質」
この3つのバランスがくずれてしまうことで
頭皮のターンオーバーが乱れ
地肌の潤いが奪われるため乾燥しやすくなります。
ご自身での頭皮ケアでは、
「皮脂の分泌量」と「肌質」はなかなか
コントロールが難しいですが、
地肌の「常在菌」の活動は調整することができます。
乾燥対策には、頭皮の保湿?
乾燥対策のためには「常在菌」に働きかける
頭皮の保湿が有効であると言えます。
①頭皮の「皮脂」
②どなたの頭皮にも存在する
「常在菌(マラセチア菌)」
③人それぞれの頭皮の「肌質」
この3つの原因の中でも
②どなたの頭皮にも存在する
「常在菌(マラセチア菌)」は、
潤いが足りず乾燥した頭皮で特に
フケ・かゆみ・ニオイなどが発生し
荒れやすくなります。
保湿をしっかり行うことで
頭皮は一定のpH(皮膚のうるおい)を保ち、
弱酸性に保つことで外部からの
刺激や雑菌の繁殖を抑える働きもあります。
また、頭皮が乾燥することによって、
髪の毛の水分も、キューティクルが壊れて失われるため、
大きなダメージを与えてしまいます。
良質で、かつご自身の頭皮状態にあった保湿剤を
見つけていきましょう。
そんなときに役立つ有効的な保湿剤の
見分け方をお伝えいたします。
良い保湿剤の見分け方は?
保湿剤は頭皮に直接つけていくものなので
ずばり「成分」が重要であるといえます。
頭皮トラブルの改善をはかる成分が
入っているか確認してみましょう。
①鎮静効果の成分
・アラントイン
・スギナエキス
・セイヨウキズタ葉/茎エキス
組織修復賦活作用や抗刺激剤作用のほか、
消炎鎮静作用もあります。
新しい表皮細胞の増殖を促し、角質などの古い細胞が
剥がれ落ちるのを助ける働きがあるので、
肌荒れや傷などに効果的です。
また、抗刺激作用・抗炎症作用・収れん作用・止血作用などの
薬理作用があり、肌荒れを予防する力も期待できます。
ケイ酸を多量に含んでおり、皮膚の代謝を促進させます。
②ターンオーバーを正常化する成分
・クダモトトケイソウ果実エキス(パッションフルーツエキス)
パッションフルーツエキスは、リンパの流れをスムーズにします。
リンパ管の流れが滞ると、回収しきれない水分や
老廃物が増えむくみやすくなります。
また、少ない管に老廃物を流そうとすれば、 詰まり易くもなり、
リンパの停滞に拍車をかけます。
それに伴い、むくみだけに留まらず、たるみ、シワ、
くすみの原因になったり、 肌のターンオーバーがうまくいかず、
乾燥肌やシミの原因にもなるため
健康的な頭皮環境づくりには欠かせない成分です。
③ダメージ保護成分
・天然のシアバター
通常の紫外線予防成分といえば、
有機系紫外線吸収剤や散乱剤を使用されることが多いですが、
UVとの化学反応の強さで肌負担になることがあります。
天然素材の中でUVケア効果の代表格がシアバターです。
シアバターに含まれる油は、
人間の皮膚に似ている油脂分が多いため、
肌に馴染みやすい性質があり、
肌のバリア機能をサポートすることで
優れた保湿効果だけでなく、UVケア効果も期待できる上、
天然成分なのでべたつかず洗い落とす必要もありません。
シアバターにはケイ皮酸のエステルが含まれており、
UV-Bを吸収して、熱に変換し放出させる働きがあります。
肌の表面の細胞遺伝子を傷つけるUV-Bから保護し、
ドライヤー使用時にも、髪のダメージを修復しながら
熱から髪を守ることが出来ます。
顔のお肌と同じく、
乾燥は髪と頭皮にとって大敵なので
健康で美しい頭皮を保つために、
秋冬の頭皮の乾燥ケア=「保湿」
を心掛けていきましょう。